天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第9章 ~両親の帰宅、そして日常へ~
「凛音、今日から学校が始まる。のんびりイチャイチャしてる場合じゃないだろう」
「ハァ……ムラムラしたまま学校に行かなきゃいけないの?」
「お前は、毎日ムラムラしながら学校に行くつもりか……その気になるなら部屋に入ってくるな」
これでも凛音は学校で一、二位を争うほどの美少女と言われてる。若干、幼さが目立つため好みのわかれるところだが。
学校の皆は凛音の本性を知らない。
純粋無垢でまさに妹タイプの人気を誇っている。
実の兄としては複雑な心境ではある。
そんな凛音がムラムラ登校など……
────駄目だ……俺が許せない。