天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第9章 ~両親の帰宅、そして日常へ~
無垢な顔してやってる事と言ってることにギャップが有り過ぎるぞ。
「コラ……擦るな」
変な気分になるだろうが……
「気持ちよくないの?」
「……気持ちいいから触るなって言ってるんだ。朝から俺をどうするつもりだ」
「だって……寂しかったんだもん。ずっとお兄ちゃんと一緒だったし。昨日はエッチ出来なかったから」
「……お前は、親が居るのによくそんな気になれるな」
「ハァ……こんなに大きくなってるのにお兄ちゃんはどうしてその気にならないの」
凛音に男の生理現象を理解できないのは仕方ないが、このままでは更なる誤解を招いてしまう。