天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第11章 ~変わってゆく日々~
「んんっ……」
白い肌に咲いた赤い華は、誰にも渡したくないと主張する。
手のひらで胸を揉み立てながら、桃色の突勃を舌を絡めながら啜る。
「あっ、あんぅ……っ」
優しくコリコリと噛むと凛音は大きくカラダをしならせた。
咥える唇に柔らかな弾力が押しつけられる。それに応えるようにちゃぷちゃぷと、固執するかのように攻め立てる。
「ふぁ、ん……お兄ちゃんっ、ふぅぅ」
快楽を含んだ甘い声に俺の気も高なってくる。
「……きもちいい?」
「あっ、うん……いいよっ」
真っ白だった雪原がじわわと熱を帯び、ほんのり桜色に変わってゆく。雪が溶け、当たり前のように巡る春の花ように。