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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第12章 ~いもうと~



「行かないよ?」

「なあ凛音。別に家で待ってる必要はないんだぞ? 連休中は母さんもいるし、たまにはお前も遊びに行ったらどうだ?」


 多忙な両親に変わり、凛音は家の事を本当によくしてくれる。

 凛音だって年頃の娘なんだ。

 高校生らしく、友達と遊びたい時もあるだろう。


「ひとりで?」

「誰か誘えばいいだろ」

「でも、お兄ちゃん。わたしが友だちと遊びに行くの嫌じゃない?」

「別に……友だちぐらい、行けばいいだろ?」



 

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