
天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第12章 ~いもうと~
凛音だって年頃の思春期、俺と同じように悩み葛藤だってある。
不安なんかも笑顔でおい隠す。
それが凛音なんだ。
その笑顔は俺だけのモノでもない。
凛音は誰にでもそう接する、ちょっとくやしいけど。
人懐っこい性格の凛音は周りを暖かくしてくれる。
「強いな凛音は。俺も変わらなきゃな。すぐには無理だけど少しづつ俺も大人になるから」
決意しても結局は意志薄弱な俺の性格は、この先同じ壁に何度もぶつかるだろう。
簡単に切り替えれない。
それを癒してくれるのも凛音なんだ。
護られてるのは俺の方だ────
