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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第13章 ~ヤキモチ~


「あっ、ここに居たんだ」

 俺が嘆息を洩らし声の方を見上げると。

「よぉ、愛奈。遅かったな」

「しょうがないでしょ。女性は何かと時間がかかるの」


 黒のビキニを身に纏い、スラリとした彼女は腰に手を当て、そのカラダを見せつけるかのようなポーズをとる。

 そしてやや、前かがみになり。


「桜井くん、ココいい?」


 突如、現れた御剣は俺の返事を聞くまでもなく隣に座る。

 しかも、そのカラダが触れてしまうんじゃないかと、いうほど近くだ。
 

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