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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第13章 ~ヤキモチ~



「わっ、いい眺め」

 凛音はバスルームに入るや歓声を上げる。

「ジャグジーに浸かりながら水平線が見えるんだよ」

 開放的な空間は人の心も豊かにする。



「……ハァ、ホントいい眺め」

 ヒカルはふたりを見ながらボソッと呟いた。

 否定はしない。
 そう呟きたくなる気持はわかる。

 俺たちはジャグジーに浸かってるわけで、下から眺める水着姿の女性は砂漠にあらわれたオアシスのよう。


 バスルームが一気に華やかなものに変わる。


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