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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第14章 ~スイートな時間~




「お兄ちゃん……喉乾いた」

 ぐてっと力尽きた凜音は俺に寄り添いながらボソリと呟く。


「もしかしてのぼせたのか?」

「ううん……でも、熱い……」

「スパに行けば何か飲み物があるだろうが、動けそうにもないな」


 先程のフードコートまで距離もある。
 いつものようにお姫様だっこで連れて行くわけにも行かないし。

 部屋に行けば冷蔵庫があるかも知れない。

 スイートルームの飲み物の値段は想像も出来ないが、それでここを利用できるんだから安いものだ。

 

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