天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第15章 ~節分~
熱い金棒が内部で蕩けてしまいそう。
月明かりが照らす薄暗い部屋に、頂点に昇りつめたふたりの荒い息遣いが響く。
「……はぁ、はぁ……っ、激し……っんく」
「でも気持ちよかっただろ?」
「……っ、なんでお兄ちゃんは、余裕なの」
余裕なんてない。
そう見えるだけだ……言わないけど。
「……おにちゃん気持ちよくないの……?」
「なわけ無いだろ」
気持ちよ過ぎて困るぐらいだ……ずっと、凛音の中に沈めていたくなる。
本当は凛音より俺のほうがエロい。
……変態だしな。