天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第1章 ~お兄ちゃん~
「ん? 逆?」
「サラリと告白しないでよ……それって、お兄ちゃんも私のこと好きって事だよね……?」
…………だな。
俺は、懺悔をしたつもりなのだが。
タイミングを完璧に間違えたかもしれない。
「勘違いするなよ、妹として俺はお前が好きなんだ。なんていうか……守ってやりたくなるってゆうか……」
凛音の気持ちを落ち着かせようとしてるはずなのだが、俺が言い訳をするたび凛音は、むしろ顔が赤くなってゆく。
「お兄ちゃん……どうしよ……喜んでいいんだよね?」