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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第2章 ~いけない関係~



「ごめん……凛音、こんな事させて」

「謝らないでよ……私がしたかったんだもん」

 俺は、欲を果てた快感と、こんな事をさせてしまった罪悪感。なのに無償に凛音が愛しくなる気持ちが溢れてしまう。

「凛音……超えちゃならない一線は何も繋がるだけじゃなかったかもな」

「へぇ?」

 間の抜けた返事をした凛音の唇を俺は奪った。不味い……自分の馳せた青臭い匂いが混じる。

 だが……それを呑み込んでくれた凛音が愛しくて堪らない。


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