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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第2章 ~いけない関係~



 だが、ずっと喘いでいた凛音は、くぅっと表情を歪めて俺を握りしめた。

 先ほどの優美な怒りではなく、本当に苦しそう。

「痛い?」

「ん……」

 凛音は、呼吸の仕方も忘れたかのように、喉を鳴らし応える。

 指の第二関節ぐらいまで沈んだその場所で、指を慣らすようにパタパタと揺らす。

 凛音の中は濡れそぼっているが、それ以上の侵入を肉壁が阻む。

 無理やり押し込めば入らなくもないが、その必要もない。凛音が気持ちよくなければ意味がない。

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