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「凛音……呼吸、してみろ」

　俺は軽く凛音の唇に触れる。

　凛音は、ハッとした表情に変え、コクっと頷く。すぅはぁーと、可愛らしく、意識して呼吸をしている。

　凛音は何しても……可愛いな。

　必死な妹に対し、俺は思わず顔が綻びそうになる。

　それを隠すように、俺は凛音の顔の至る所にちゅ、ちゅ、とキスの嵐をふらせる。