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陽が当たらない場所で

第1章 思い出

くじ引きは数え切れないほど

小学生の低学年から今まで
やったけど、今まででこれは
一番最悪だ…。
そう思った。


私は、目をつぶった。


皆の声が聞こえる。
「隣!やったぁ!!嬉しい」「げ、またお前かよー」

「やばい…席近い///」 「また同じだね!よろしく〜」

「ここ見えずらいんだけど…」
「目悪いもんなー、席変わってやるよ」

「でさー、あいつがね…まじこれうけるんだけど」

「先生ー!もっかい席替えしませんか?」


ガヤガヤと皆の声が嫌でも
耳に入ってくる。


くじ引きなんて…!
もうイヤだ。

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