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俺の秘密

第2章 懇談

「若!」
「おい、勇翔!大丈夫か!?」
「あの…」

この声…あ~。家の奴と学と…誰だ?
つかここ俺の家?あ。階段から落ちて学が運んでくれたのか?遠いのにな。

「っつ。」
「お!目さめたか!」
「大丈夫ですかぃ!?」
「あ、」

やっぱ最後の声は知らない。誰だ?

「え、と。君は?」
「あ、この子お前が階段から落ちた時下敷きになってたんだよ。」
「え。俺の?」
「あ、はぃ。」

マジで!?覚えてねぇ!こんな子の上に落ちたのか?どうりで怪我がねぇわけだ…

「す、すいません。」
「あ、あの!私隣のクラスの鈴園夏美って言います!」

聞いてませんけど?

「あ、はぁ。」
「家すごいですね!」

あ、そーか。学校のやつにバレちゃったんだ。テメー学。連れて来てんじゃねぇよ。…

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