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俺の秘密

第2章 懇談

んー。隠し通すはずの秘密が学校のやつにバレたとなると…どーすっかなぁ。しかも同じ学年…だが大人しそうな子だし黙ってくれたりするかな。

「あの」

!?びびった!なんだよ!いきなり話しかけてくるなよ!

「は、はい?」
「ここって…」

ついに家の話か…?あーくそ!
俺は目をぎゅっと閉じた。

「ト、トイレどこですか?」
「いや!実は俺の家ってやく…って。え?」

この子今なんつった?

「ト、トイレ…の場所…を…」

トイレ?やくざじゃなくてトイレ?…もしかしてバレてないのか?マジこれ奇跡じゃね?

「あ、この廊下右にいったところ…」
「あ。ありがとうございます。」

はー。よかったぁ。ちょっと天然っぽい子でよかったぁぁ、
ん?学、何であんなソワソワしてんだ?

「学、どーした?」
「ん?、いや、大行こうと思ったら先に行かれちゃった…」
「頼むから漏らすなよ?」
「頑張る。」

頑張るじゃねぇよ!絶対漏らすなよ!?頼むぞ!?



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