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俺の秘密

第2章 懇談

「ふぁ~スッキリスッキリ~」
「ったく…あ。そーだ。鈴園さん、このこと誰にも言わないでほしいんだけど…」

言いそうもないけど念には念を…ってやつだな。

「えっト。階段から落ちたことですか?それとも家が怖い人たちでいっぱいっていうことですか?」

天然じゃねぇじゃん。誰だ。天然?とか言ったやつは。…

「両方学校の奴には言わないでくれたらうれしいんだけど…」
「はい!言いません!」

いい子でよかった…。

プルルルプルルル

電話がかかった。
これはもしかしたら、学校か!急げ!俺が出れば何とかなる!

電話を取りに走ったら家の奴が丁度取ろうとしているところだった。

「ちょっと待てぇぇ!!!」
「あ。若の電話すかぃ?」
「あ、ああ。だから俺が取ろう。」
「へ。へぃ。」

間に合ったぁ…これで危機は逃れれるか。

ガチャ

「もしもしー」
「あ、スイマセン。鷹野のもんですが神野さんでよろしぃーでしょぉか。」

…学校じゃねぇ……

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