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“さくら”が散る前に…

第2章 彼女の瞳



俺は その子ぎつねを抱きかかえると そいつは ペロペロと俺の顔を舐めてきた



「あははっ!やめろって!!」


俺がその子ぎつねとじゃれているのを 傍で彼女は静かに笑って見つめていた…




(あ………また…あの瞳だ………)



俺の鼓動は 激しく脈打った





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