“さくら”が散る前に…
第1章 出逢い
「ふぁ~~……ねみぃ~ーー」
俺は大あくびをしながら机に突っ伏した
「昨日も部活大変だったのか?」
俺の前に座る俺の友人 上田 恭介が机に肘をつきながら俺に言った
「あぁ……まぁそれもあるんだけど 昨日夜遅くまで兄貴とゲームしてて、いつの間にか熱中してて真夜中になってたんだよな…」
俺は苦笑しながら言った
「えっ?!マジ?!お前どんだけ負けず嫌いなんだよ!どうせ自分が勝つまでやり続けてたんだろ」
恭介は呆れ顔で 俺に言い放った
そして ふと何かを思い出したように俺に言ってきた