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“さくら”が散る前に…

第4章 彼女の気持ち



「なぁ 瞬もそう思わない?」


恭介は 俺に同意の言葉を求めてきた

俺はただ


「………ああ」


の 一言しか応えられなかった


(…相沢さんを観てるのは…俺だけじゃない……みんなもちゃんと 分かってるんだ…)


俺は 今更ながらにそれを気づいた



(俺って…ホント……馬鹿だよな…)



俺は そんなことを考えて 失笑した


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