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“さくら”が散る前に…

第5章 彼女と俺



「…相沢……さん…?」


「でもね、私 杉村君に会えたこと 本当に神様に感謝してるんだよ?……生まれて…初めて心から好きになった…人……だから……」


相沢は頬をピンク色に染めながら 俺の目を見て 真剣にそう告げた


そんな相沢に 俺も手を握り返して



「……俺も…相沢さんに…出会えて…良か……った…!!」


俺は また相沢の前で泣いてしまっていた


そんな俺を見ながら 相沢は


「…杉村君って……結構泣き虫なんだね…?」


ふふっ と笑いながら俺を抱きしめた



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