“さくら”が散る前に…
第1章 出逢い
……………
しばらくの沈黙の後 1人の女子が口を開いた
「自分が少し可愛いからっていい気になってんじゃねぇよ!せっかくみんなが あんたが何も知らなくて不安だと思って話かけてやってんのにさ!!それをあんたはっ……」
「………私は別に そんな事を頼んだ覚えはありません…」
彼女は尚も 淡々と言葉を続ける
すると その女子は顔を真っ赤にしながら
「あんた何様なわけ?!もぅいい!!あんたなんて1人で寂しく学校生活をおくればいいのよ!!みんな!もぅこんな奴ほっといて行きましょう?!」
それを合図に 彼女の周りにいた人達はどんどん離れていった
そして彼女はこれをきっかけに1人になった……