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残業・メモ子

第72章 溜息

俺は…筧から新道をかばうように間に入る――――…



「誰だ…お前…
先生から…離れろ―――…

先生と…俺の邪魔をするな!!!

先生!!!先生――――!!!」



筧は!俺から新道を引き離そうと…襲い掛かってきた!!!




「大島!!!」



『キャッ!!!』




藤原と…新道の声―――…


筧の唸り声―――――……



俺は、ふらふらと覚束ない筧の足をはらうと…!
…視界に入ったタオルで…筧の手を後ろで縛り上げた!!!




「……警察がくるまで…
頭冷やせよ―――――…」



筧は…一瞬のことで唖然としていたが……



床に転がりながらも…ブツブツと何かを囁いていた…







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