
残業・メモ子
第76章 手帳
「ぷぁ〜!
やっぱり外は寒いな〜〜〜!!!」
『……本当…』
私たちは、ファミレスで何杯か飲み……ほろ酔いで店を出た……
酔いを冷ますつもりで寄った公園だったが…
寒さが酔いに勝ってしまった…
「…長いは…できねーな…」
そう言うと…大島は…
ハァ〜っと息を吐き…空を見上げ…
ベンチから腰をあげた…
「…芽依子……
あれから……藤原とは?」
ドキン…っとした――――…
「大島!?」
『/////ぇ……』
実際…
お互いの気持ちを知ってから…
ちゃんと会ったのは…久しぶりで
――――…恥ずかしい…とか…緊張するとか……
ありとあらゆる感情がグルグルしていて……
訳が解らない―――――…
だから…大島がいてくれて…安心していた…
