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キーンコーン…

はぁ…、やっと終わった。

下校のチャイムが鳴った途端にざわつき始める教室。
あたしも机の横につった鞄を持って足早に教室を出た。

早く行かなきゃ…。

これからあたしが向かう場所。
それは、密かに通う秘密のバイト先。
”いちごみるく”、俗に言うメイドカフェ。
もちろんそんな所でバイトなんて見つかったら停学。
真面目なあたしが、唯一破っている校則。
いけないことだって分かってるけど、やめらない…。



あたしには、少し変わった性癖がある。
それは、コスプレ。
このことを自覚し始めたのは中学二年生。
生理になって、体が大人に近づいていく年頃。
例えば、体育で水泳をする時、スクール水着に着替えるのが妙に興奮したのを覚えている。
あたしは元々成長が早い方で、その頃にはもう胸はDカップにもなっていた。
あちこちからはみ出した肉が妙にいやらしくて、豊満な体の自分がこんなものを着て、しかも男子や先生の前でその姿をさらすことに物凄く興奮した。
これがコスプレにはまり始めたきっかけで、それからは小学生の時の制服や、スクール水着などを着てオナニーするようになった。
とにかく、ロリっぽい服が大好きで、そのうちメイド服が着たくなった。
それで、高校生になった今、こうしてバイトでメイドカフェに通っているのだ。