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これには、雄太が代表して答えた。
「はい…、知ってます。
あれは僕がやったことなんです。
刑事さんなら知っていると思いますが、先日あった銃とナイフの事件について、二人で色々と調査していました。
そしたら、本間先生が犯人である確率がすごく高くなったのです。
なので、色々と話を聞きたくて本間先生の所まで行きました。
そして、僕が
『本間先生がやったんじゃないですか？』
って、思いきって言ってみたんです。
そしたら、急に銃をこちらに構えてきて。
怖くなって、僕も近くにあった銃を構えました。
本間先生が僕に的を合わせるのを見て、怖くなって撃ってしまい…」
雄太はずらずらと説明したあと、ため息をついた。
だが、すぐに泣き出してしまった。
涙がぼろぼろとこぼれ始め、小さい鳴き声が署に響いた。
健太は、ふと警察の顔を見てみた。
警察は、雄太を可哀想と思うような目で、悲しく見つめていた。
健太も、雄太の親友として何をやってあげられるのか色々と考えた。