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フロント学園2

第7章 その後

二人は礼を言って署を出た。
二人の顔はとても晴々しく、見ただけで幸せになれるような満面の笑みでいっぱいだった。
「いやー、俺たち警察から調査権利もらっちゃったんだぜ!?」
「ああ、夢みたいだな。
ただの小学生に過ぎなかったのに、あのモルモットの件から俺たちはもう有名人になったみたいだよ。」
二人は、嬉しさをたくさん語り合った。
雄太も元気になってきていた。

数日後、二人は本間先生が入院しているα赤十字病院に行った。
本間先生は熱心に体を動かしていた。
二人の姿を見ると、ゆっくり、ゆっくりと歩み寄ってきた。
「雄太くんに健太くん…。
前は本当に申し訳ないことをしたわ。
警察に出頭して、私は罰を受けるわ。
罰を受けたからって、完全な償いにはならないかもしれない。
でも、最低限できることをやっていくわ。」
本間先生はそう言うと、にっこりと笑った。
雄太も、誠心誠意謝った。
「僕こそ、怪我を負わせてしまいすみません…。
そんなつもりはなかったのに…、なかったのに…。
本当にすみませんでした」
雄太はまた半泣きになっていた。

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