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フロント学園2

第2章 ナイフと銃の秘密

健太は、まず雄太に電話した。
そうしたら、その『とんでもないこと』を話してくれた。
「実は俺、前に果物ナイフ買いに行った店に調査しにいったんだ。
もしかしたら、そこでナイフ買ったんじゃないかって。
そしたらさ、
最近ナイフ買ったのは一人だけだよ。
だからその人のことをちゃんと覚えてるさ。
女の人で、髪がとても長かったよ。
それから、ナイフを買うときは必ず身分証明書を提示してもらってるんだが、確か名前は本間と言ったねぇ。
と話してくれたんだ。」
「もしかしてそれって、本間先生じゃ……。
女で髪が長くて名前が本間……。
確実に本間先生だ!
まて!
ということは……。
今日早退したあと、警察署へ行ってみたんだ。
そしたらな、そのナイフが買われた店はM町のTOIOという店だったらしいんだ。
お前が調査した店は?」
「お、おいそれまじかよ……。
お、俺が調査したのも、その店だ…!」
あぁ、もうこれで犯人は確定した。
やはり犯人は本間先生だったのだ。
「よし、それじゃあこれからの調査は本間先生を中心として進めるぞ!」
雄太は力なく言った。

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