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幼馴染

第2章 再会は突然に。

「お疲れ様でしたー!」


ディレクターたちの声が響き渡って私は我にかえった。



「藍さん大丈夫っすか?ぼーっとしちゃって…。」

「へ?…嗚呼…うん、大丈夫。」


メンバーの一人に気にかけられて、しっかりしなきゃと自分に言い聞かせる。


今は仕事に集中しなきゃ!!




そう自分で自分に言い聞かせ、考えごとをするのをやめた。













「いや〜、藍ちゃんはすごいね!惚れ惚れしちゃうよぉー!!」

他のレコード会社等のお偉いさんがそういった。



無事に本番も終わり、今は飲み会をしている。


「ありがとうございます。」

私は営業スマイルしつつ答える。



「どう?うちのレコード会社に変えちゃわない??」


「できることならそうしたいんですけどね〜」



私がプロデュースしている子達は、すでに別のレコード会社と契約を結んでしまっている。


そう簡単には変えられない。





そんな時。



プルルル…



電話がかかってきた。




「すいません、電話来たのでちょっと出ますね?」


そう断りをいれ、
私は居酒屋の外に出た。



電話の主は…紫恩だ。


「もしもし?」




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