幼馴染
第3章 溢れる想いと怒り
紫恩サイドまだ続きます。
しばらく立ち尽くしていると、
基成の方が俺に気づいて
藍の手をしっかりと握りながら
こっちに近づいてきた。
「不破!久しぶりだなぁ〜!」
チッ。
相変わらず、爽やかな笑顔が似合ってんなぁー
そう思いながら、言った。
「お前ら、何してんだよ。」
「何って…久しぶりにこっちに帰国したし、
藍と話したいこともあったし……」
基成はいつも以上に真面目な顔をして言った。
「あっそ。話は済んだんだろ?じゃあ、帰るぞ!」
そう言って俺は藍の細い腕をグイッと引っ張り、
自分の方へ引き寄せた。
そして、去り際に俺は言った。
「お前は知らないだろ!
お前が…基成が……
アメリカに行ってから
藍がどれだけ泣いたかなんて!!
泣くほど離れるのが辛かった藍を
放置した基成に、
もう、藍と会う資格なんかねぇーよ!!!」
本当は言うつもりじゃなかった本音が、
本人を目の前にしたら出てしまった。
俺はお昼を買うことなんて忘れて、
藍を連れ
家に戻った……。
しばらく立ち尽くしていると、
基成の方が俺に気づいて
藍の手をしっかりと握りながら
こっちに近づいてきた。
「不破!久しぶりだなぁ〜!」
チッ。
相変わらず、爽やかな笑顔が似合ってんなぁー
そう思いながら、言った。
「お前ら、何してんだよ。」
「何って…久しぶりにこっちに帰国したし、
藍と話したいこともあったし……」
基成はいつも以上に真面目な顔をして言った。
「あっそ。話は済んだんだろ?じゃあ、帰るぞ!」
そう言って俺は藍の細い腕をグイッと引っ張り、
自分の方へ引き寄せた。
そして、去り際に俺は言った。
「お前は知らないだろ!
お前が…基成が……
アメリカに行ってから
藍がどれだけ泣いたかなんて!!
泣くほど離れるのが辛かった藍を
放置した基成に、
もう、藍と会う資格なんかねぇーよ!!!」
本当は言うつもりじゃなかった本音が、
本人を目の前にしたら出てしまった。
俺はお昼を買うことなんて忘れて、
藍を連れ
家に戻った……。