テキストサイズ

幼馴染

第1章 同窓会にて。

「う、うん…」

紫恩とは同棲している幼馴染のこと。

確かにしているはしているけれど……



「マジかー!やっぱお前ら付き合ってんの?」

「そこんとこどーなんだよぉ〜」

「私も気になるー!!」

と、質問攻めに合う。


なんとなくは予想していたけれど…


「え、えーっと……」


私は回答に困っていた。

本当のこと言っても信じてもらえなそうだしな〜。


そんな時。


「付き合ってねーよ」

不意に後ろから紫恩が言ってきた。


「え?だって同棲してるって…」

「そんなたいそうなもんじゃねぇーよ。俺が勝手に押しかけて、居候してるだけ。」

紫恩はぶっきらぼうにそう言う。



さっきまでの俺様な態度は一体どこにいったのやら。


「でも居候でもさー、なんか一つや二つあるんじゃねぇの??」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ