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幼馴染

第1章 同窓会にて。

「それもねぇよ。」

「えー!!ハメはずさねぇのかよ、一つ屋根の下に女がいてさー。」

「ちょっとなんてこと言って……!!」


私は話を止めようとしたが、それより先に紫恩が口を開いてしまった。


「そりゃあ、少しはヤリてぇーとか思うけどさ。付き合ってる訳じゃねぇのにそんなことしたらダメだろ??」


と、紳士的な言葉を並べていた。


その言葉に私は怒りがこみ上げて来る。


「ちょっと紫恩!何嘘付きまくってんのよ!!」

私がそう言うと紫恩はぎくっとしていた。

そして苦笑いを浮かべる。



「忘れたとか言わせないからね?ヤリてぇなんて毎日のように言ってんでしょ?それにお酒はいるとキス魔になるのはどこの誰???」


「いや〜そんなこともあったような……」


「絶対あったから!!嘘つくな、アホ紫恩!!!」


そんな私たちをみて、質問攻めにしてきた子達はたちまち笑い出した。


「紫恩嘘つくなよ〜!」

「音宮も大変だな〜!!」

「あはは。こんな会話してると、私たちも大人になったって実感するよね〜」

その言葉は誰もがそうだと思っただろう。





そしてお酒も飲んで少し酔いが回ってきた頃、









事件が起きた。









と言うよりも


ハメを外されたと言うべきか。

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