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紅姫と黒猫の夜

第1章 悩み

細身で、兄弟の誰よりも身長が低くて、髪は長くて。

なのに人一倍男らしい心を持った彼。

紅玉の兄、第三皇子、練 紅覇であった。

「…ごめんね、ジュダルくん。こんなやり方するつもりは無かったんだけど。まぁ紅玉のためなら仕方ないしィ…」

そういってジュダルを抱き上げると、自室への道を歩く。

(てゆーかジュダルくん、デカいし、重っ!)

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