テキストサイズ

紅姫と黒猫の夜

第12章 告白


「私っ……ジュダルちゃんのことが、好きっ!!」

紅玉は裏庭の、いつもの場所でジュダルに気持ちを伝えていた。

咲き乱れるツツジの中、ジュダルは、紅玉を抱きしめ、唇にキスを落とす。  

「俺も紅玉が好きだ……」

そういうと、今度は深いキスを……

************

「きゃぁぁあああ!」

紅玉は悲鳴をあげて飛び起きた。

(私、なんて夢を…ッ!!)

ジュダルのことを考えながら眠ってしまったのがいけなかったかもしれない。

よりによって、告白する夢を見るなんて……

ストーリーメニュー

TOPTOPへ