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紅姫と黒猫の夜

第12章 告白


そして皇帝はさらにこういった。

「よし、私がなんとか二人を導いてみよう。」

「陛下直々に?まあ…良いではないですか。きっとジュダルも喜ぶでしょう。」

「よし、ジュダルを呼べ。」

「はい、すぐに」

かくして、ジュダルは拝謁の間に呼び出される事となったのだ。

「はぁ……なんだよ皇帝さん。」

「ほう?皇帝たる私に喧嘩を売るか。ははは、まぁ良かろう、今日は頼みがあって貴様をよんだのじゃ」

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