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紅姫と黒猫の夜

第12章 告白

「俺も、……紅玉のことが、好きだ…」









えっ、紅玉は耳を疑ったように顔を上げる。

瞳は少し期待をはらんでいた。

「ジュダ、ルちゃん?今……今なんて………………」

瞳に涙をいっぱいに溜めながら、紅玉は聞く。

ジュダルの言葉が、自分の聞き間違いでは無いことを祈りながら。

「だからよぉ……紅玉のことが好きだ、っていったの。」

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