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紅姫と黒猫の夜

第12章 告白


その言葉を合図にしたように、ジュダルの深紅が近づいてきて………









今度は二人は深く口づけをかわしていた。

いつか、初めてキスしたときよりも、ずっと甘いキス。

「…ん、ふぁ…………………っは、……ん………」

紅玉の柔らかい舌を、深く絡め取って吸い上げる。

紅玉は我慢していた涙をあふれさせた。

(大好き、大好き…………)

(好きだ紅玉、好きだ…)

二人は甘いキスを、いつまでもいつまでもかわしていた………

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