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紅姫と黒猫の夜

第16章 初夜

「お前、初めてだろ?」

…こくん、と紅玉は頷く。

「………優しく、してやりてぇけど。もう、無理だ…………………」



ドサッ



ジュダルは紅玉を寝台に押し倒す。

(できるだけ、優しくしてやるから…)

そう考えながら、ジュダルは紅玉の小さな唇に、自分のそれを重ねた。



「……………っん、」

(やべェ、と、まんねっ、)

唇を割って、舌を滑り込ませる。

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