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紅姫と黒猫の夜

第16章 初夜


「……っん、」

紅玉は、思わず声を漏らす。

(気持ちいいっ、なによ、コレっ!!声が、勝手に、…っ)

紅玉は、自分の声を抑えるのに精一杯だった。

しかし、ジュダルはそんな余裕を与えない。

わずかに主張し始める桃色の先端を口に含んだ。

クリ、……

「っん、ぁあぁあ!……ふ、ぅ…」

クス、

「紅、玉?ここ、感じんの?、」

ジュダルは紅玉に笑いかける。

「……はぁ、はぁ、感じる、て、な、に?」

紅玉は、途切れ途切れの声で言った。

僅かに吐息が混じっている。

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