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幼馴染みの先輩は・・・

第1章 先輩

ー※圭side※ー


ー・・・ピピピッ


「・・・うっさ。」


俺の睡眠を邪魔する憎い時計の不快な音か部屋中に響く。


それと同時に、


「圭ー!早くおきなさーい、
まーくん来てるわよー!」


母さんの甲高い声が階段から聞こえた。


「今いくー。」


はあ・・・政宗もしつこいな・・・。


とりあえず、急いで着替えてリビングへ向かった。




「おっはよー・・・って、まだ寝てたのか?」


「おかげさまで、
母さんの大声で目が覚めましたんで、ご心配なく。
政宗センパイ。」


政宗は、昔からの付き合いで
よく遊んでいた
・・・いわゆる、
『幼馴染み』なのだ。
偶然家も隣で、
学校いくときはいつも迎えにくる。


「おいおい、その呼び方やめろって・・・圭に先輩って呼ばれると気持ち悪い。」


「こう呼ばないと、
田村にまたグチグチ言われるんだ。
・・・てか、上がっていいよ。」


「おじゃましまーす。」

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