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幼馴染みの先輩は・・・

第2章 犯人

ー※政宗side※ー


・・・後で、謝ろう。
そんで、気持ちを伝えよう。


・・・まずは、あいつにあってから
・・・かな。




次の日の学校には、
圭は学校を休んだ。


まだ熱が下がらないらしい。


そう思いながら、
圭の教室へ向かった。




「あのー。大貫透悟って奴いる?」


「俺ですけど・・・?」


・・・なに、訳わかんねぇ見たいな
とぼけた顔してやがる・・・。


「ちょっと、来いよ。
圭のことで話がある。」


一瞬驚いた顔をして、
すぐに作り笑顔を俺に向けた。


・・・気色悪りぃ。




「で、圭がどうかしましたか?」


・・・なに気安く呼び捨てに
してやがんだこのヤロー!


「お前、昨日これ落としたろ。
屋上に。」


「あー・・・
そんなとこにあったんスか?!
一昨日からなくってー。」


俺の・・・思い違い
・・・・・・なのか?


「単刀直入に聞く。
お前、昨日圭のこと襲ったか?」


「・・・間がさしちゃって。
・・・先輩もわかるでしょ?
あんな無防備に、
可愛い寝顔で寝てたら。」


わからなくもないけど・・・


「お前・・・圭が好きなのか?!」


「・・・あくまで『友達』として、
好きですよ。」


こいつ・・・明らかに怪しい。


でも今のところは、
圭に注意するようにいっとくか。

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