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幼馴染みの先輩は・・・

第2章 犯人

ー※圭side※ー


正直ショックだった。


セフレかと聞いたのは俺で、
ただ心の中で、
違うといってほしかった。


特別だって。


自惚れていただけだ・・・


かっこ悪い。




「圭・・・どうした?」


「兄貴・・・俺・・・・・・。」


兄貴の声は、
優しくて安心するから、
嘘がつけないんだ・・・。


「・・・政宗か?」


「・・・俺っ」


それ以上の言葉が出てこなかった。




「圭って、政宗のこと好きなのか?」


「・・・わかんない。でも、
キスされても嫌じゃなかった。」


・・・俺って、ホモだったのか?!


ノンケなはずなのに・・・


「ふーん・・・政宗とキスしたんだー。
・・・お兄ちゃんショック!
圭のファーストキスは、
俺のものなのにっ」


「んなわけあるか!クソ兄貴!」


「でもまぁ・・・俺が見る限り、
セフレとは思ってないと思うぞ?
アイツだって女のセフレはいたけど、
無意味にベタベタしないだろ?」


・・・昔は、いたらしいけど・・・。

まあ、俺もいたんだけどさ・・・


そう言えば、学校の時
・・・ずっと俺といた気がする。


でも・・・セフレって
・・・確かに言ってたし。


「それよりも寝てろよ。
悪化するぞ?」


「・・・うん。」


言われるがまま俺は、
布団に潜り目を閉じた。

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