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幼馴染みの先輩は・・・

第4章 文化祭

顔が熱い・・・紅くなっているのがわかる。


「はあ・・・お前は、無自覚に俺を調子に乗らせるから怖いわ。」


「ば、ばーか。」


俺は、顔を背ける。


それをジーッと見つめる政宗の顔は、とてもかっこよかった。


キーンコーンカーンコーン♪


予鈴が鳴り、生徒が教室へ戻っていく。


それなのに俺たちは、ずっと屋上に入り浸っていた。




「政宗、ちょっと膝借りるわ。寝る。」


「うん、いいよ。おいで。」


なんか・・・無性に照れる・・・。


「失礼しまーす・・・お休み。」


俺は自分のブレザーを顔に被って寝た。


つもりだったけど・・・寝られるわけもなくて。


ブレザーをずらし、目だけを出した。


「ん?寝れないの?」


「うん。」


「じゃあ・・・一緒に寝よ。」


え・・・。


政宗は、屋上の扉に机をおいて入口を封鎖した。


「邪魔入られたくないしね。」


そういうと、屋上のど真ん中に寝っ転がった。


隣をバンバンと叩いていたので、そこに寝た。


「おー・・・空めっちゃ青いじゃん。」


「だなー。」


しばらくして、規則正しい政宗の寝息が聞こえた。

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