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I'll protect you.

第36章 犠牲




いつの間にか、授業が終わりコウが俺の席に来て机に座った。



「どうした、そんな顔して?

あのメガネになんか言われたのか?」



「いや、考え事してた」



メガネ君に話を聞きに行くことを知っているコウは心配そうな眼差しで俺を見てすぐに視線をシンに移した。



「シンも最近忙しそうだし、

何もなければいいな……」



……何も起きるな



頼むから、これ以上



シンを利用しないでくれ……






「俺らに何ができるかな?」






ただ見てることしかできないのか……?





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