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I'll protect you.

第36章 犠牲

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家に帰って、どうにかシン君と話せないかと思い、私達3人はシン君の家の周りをグルグル歩き回って早1時間。



一向に先生方の車がシン君の家の前から離れない。



一体、何をこんなに話すことがあるのか不思議に思ってしまう。



あまりに帰らない先生方に負けて、みんなで私の家で待機することになった。


私の学校では停学になると、携帯を没収されるため連絡が取れない



……どうにか会いにいくしかないんだ



そして待ち続けて時刻は8時を過ぎた頃、ようやくシン君の家の前から車がなくなった。



私達はすぐにシン君の家へと走った。



みんな急ぎ過ぎて合鍵を忘れたため、ピンポンダッシュするコウキ君。


家の中から微かに聞こえてくるチャイムの音と玄関に近付いて来る足音が聞こえたと思うとすぐに鍵がカチャッと開いた。





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