テキストサイズ

ショートラブストーリー

第9章 貴史

次の日の昼休み。

弁当を食べ終えて、何か物足りなくて購買へ向かっていた。

何気なく窓の外を見ると…あれ?榊原?

榊原が誰かと話してるみたいなんだけど…木が邪魔して相手が見えない。

あんなとこで何してんだろ。

ま、俺には関係ないか。

そのまま購買まで歩いていって、パンを買って。

教室まで戻る途中、さっき榊原を見かけた場所を通ると…おい、まだ居るのかよ。

相手から何か渡されて…あ、お菓子か?何か食ってる。

嬉しそうな顔してるなぁ。

あ。もしかして相手の子って、前に言ってた女の子なのか!?

誰なんだろ。

ちょっとだけ興味がわいてしばらく見続けていると、相手の子が動いた。

……は!?

何で美夜子が?

榊原と何か話して、楽しそうに笑ってる美夜子。

その顔を見て、俺の頭は疑問で一杯になった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ