
ショートラブストーリー
第9章 貴史
家に戻っても何となく面白くなくて。
ベットに寝転んでいると、カラカラと窓が開く音がした。
「たかちゃん、入ってもいい?」
「住居不法侵入で訴えるぞ」
「ちゃんと許可とってるじゃん」
…だから!!何でスカート姿で窓に足かけるんだよ。
「パンツ見えるぞ」
「やだ!!たかちゃんのエッチ!!」
俺か!?むしろ見せてるお前が悪いんだろ!?
非難めいたことを言いつつも、窓を乗り越えて勝手に部屋に入ってきた。
「具合悪いの?制服のまんま寝ちゃって」
「…別に」
ふぅん、と呟くと、俺の側でぺたりと座り込んで、額に手を伸ばしてきた。
「熱は?…大丈夫、かな?」
「そーゆーんじゃないから」
ため息ついて起き上がると、
「で?何の用だよ」
「ん!?あっ…あのね、これ」
美夜子が後ろ手に隠していたものを突き出した。
「…何だよ」
「作ったの。食べてみてよ」
キャラクター物の小袋に入ったクッキーを出され、思わず躊躇すると
「…たかちゃん?」
うわ。思いっきり睨まれてる。
「いや…これが俊明が滅入ってた理由かと思うと…」
「え!?何それ?」
「何日か前に俊明に会ったら、美夜子が作った菓子があるから帰りたくないって嘆いてたぞ」
「あいつ…!!」
ベットに寝転んでいると、カラカラと窓が開く音がした。
「たかちゃん、入ってもいい?」
「住居不法侵入で訴えるぞ」
「ちゃんと許可とってるじゃん」
…だから!!何でスカート姿で窓に足かけるんだよ。
「パンツ見えるぞ」
「やだ!!たかちゃんのエッチ!!」
俺か!?むしろ見せてるお前が悪いんだろ!?
非難めいたことを言いつつも、窓を乗り越えて勝手に部屋に入ってきた。
「具合悪いの?制服のまんま寝ちゃって」
「…別に」
ふぅん、と呟くと、俺の側でぺたりと座り込んで、額に手を伸ばしてきた。
「熱は?…大丈夫、かな?」
「そーゆーんじゃないから」
ため息ついて起き上がると、
「で?何の用だよ」
「ん!?あっ…あのね、これ」
美夜子が後ろ手に隠していたものを突き出した。
「…何だよ」
「作ったの。食べてみてよ」
キャラクター物の小袋に入ったクッキーを出され、思わず躊躇すると
「…たかちゃん?」
うわ。思いっきり睨まれてる。
「いや…これが俊明が滅入ってた理由かと思うと…」
「え!?何それ?」
「何日か前に俊明に会ったら、美夜子が作った菓子があるから帰りたくないって嘆いてたぞ」
「あいつ…!!」
