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年下なんて関係ないっ!

第6章 ただの後輩

〜紗江 side〜

「ふたりとも、また来てね〜!」

テンションがなぜか上がっているあいさんに見送られてあたしと戸塚は店を出た。

『戸塚。ほんとにいいの?あたし、払うよ?』

財布をごぞごぞと取り出そうとする腕をつかまれる。

「いいから。こういうときは男を立たせてください。それに似合ってるんだから、堂々と歩いて」

あたしは買ってもらった服をそのまま着ていた。


似合ってるって言ってくれた…

胸を張って歩くと、少しだけ、世界が違ってみえた。


「あぁ、そうだ。金は返さなくていいから、今日、晩飯作ってくれます?」


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