年下なんて関係ないっ!
第6章 ただの後輩
〜戸塚 side〜
やっと泣き止んだ天瀬はそのまま眠ってしまった。
こいつ、ガキかよ。
心の中で悪態を突きつつ、戸塚は笑みをもらした。
ベランダから話し声が聞こえる。
さっき、リビングを出て行った松原先輩だろうか。
「先…」
『え?戸塚?戸塚は……ただの後輩だよ』
おそらく電話の相手はさっきの報告をしようとした秋野先輩だろう。
”ただの後輩”
俺が松原先輩を紗江さんをどんなに想っていても俺は”ただの後輩”でしかないのだと改めて気づかされた瞬間だった。
やっと泣き止んだ天瀬はそのまま眠ってしまった。
こいつ、ガキかよ。
心の中で悪態を突きつつ、戸塚は笑みをもらした。
ベランダから話し声が聞こえる。
さっき、リビングを出て行った松原先輩だろうか。
「先…」
『え?戸塚?戸塚は……ただの後輩だよ』
おそらく電話の相手はさっきの報告をしようとした秋野先輩だろう。
”ただの後輩”
俺が松原先輩を紗江さんをどんなに想っていても俺は”ただの後輩”でしかないのだと改めて気づかされた瞬間だった。