年下なんて関係ないっ!
第6章 ただの後輩
「天瀬、お前もお前だ」
戸塚はさっと横に身体の向きを変えると、話を続けた。
「誰を好きになってはいけないなんてきまりはない。でも、この人には手出したらいけないっていうきまりはあるんだ。俺らが今日、呼び止めなかったら、お前、先輩と一線超える気だったろ?先輩には夫という生涯一緒にいようって決めた男がいるんだよ。それを承知した上で手出そうとしたお前も最低だ!」
爽子と同じように天瀬も泣きながら、謝罪を続けた。
「お前もやり直せる。だから…ちゃんと、人に恥じない生き方しろ」
うわーん
天瀬は大声で泣きながら、戸塚の胸に飛び込んだ。
紗江はすっかり炭酸の抜けたシャンパンを口に含みながら、わずかに微笑んだ。
戸塚はさっと横に身体の向きを変えると、話を続けた。
「誰を好きになってはいけないなんてきまりはない。でも、この人には手出したらいけないっていうきまりはあるんだ。俺らが今日、呼び止めなかったら、お前、先輩と一線超える気だったろ?先輩には夫という生涯一緒にいようって決めた男がいるんだよ。それを承知した上で手出そうとしたお前も最低だ!」
爽子と同じように天瀬も泣きながら、謝罪を続けた。
「お前もやり直せる。だから…ちゃんと、人に恥じない生き方しろ」
うわーん
天瀬は大声で泣きながら、戸塚の胸に飛び込んだ。
紗江はすっかり炭酸の抜けたシャンパンを口に含みながら、わずかに微笑んだ。